http://repository.kurume-u.ac.jp/dspace/bitstream/11316/393/1/shinri13_19-28.pdf
内容の要約
思春期のダウン症きょうだい児とその保護者54組と
比較群として健常児者のきょうだい児とその保護者104組を対象に
CR-PBI PR-PBI SRQ 生活充実感尺度を用いた質問紙調査を行った。
全部自分で記入するアンケートみたいな質問紙ですね。
結果
思春期のダウン症きょうだい児は親の養育態度,同胞関係および生活充実感に関して
健常同士のきょうだいと比較して
特に支援を要する特異的な特徴はないことが示唆された。(^O^)
また,養育態度は同胞関係,生活充実感それぞれに直接関連することが示唆された。
問題点改善点
倫理的配慮として保護者に依頼文書を送り、子供に手渡すやり方ということ。
こういうアンケートを親から渡されたきょうだい児の人が
自分の本当の気持ちを書く割合はとても低いでしょう。
自分の回答を親に見られることも考えるし
きょうだい児は無意識のうちに親の求める回答をすると思う。
こんな紙の質問調査なんてきょうだい児支援の役に立つことはないと思う。
親が関与しない場所で質問されたとしても
後で親に報告されることを疑って、自分の本当の気持ちは誰にも言えない
実態を把握するには、出来れば自分もきょうだい児の人が調査員になって
数年に渡って追跡調査をすることが必要だと思う。
それも対面だと話しづらいので、親が絶対分からないようなメールやネットを使った方法で
きょうだい児に関する論文がそもそも少ないので
調査してくれるだけありがたいとは思いますけどね。
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